「母さん、スマホ代の管理は、この営業所長のだにおに任せておけば安心だに。35年ローンを組んだ男の資金管理術を見せてやるだに!」
先週末、実家のキッチンで母から通帳を突きつけられたとき、俺はまだ自信に満ち溢れていた。
「だにおちゃん、これ見て…。ワイモバイルにしたはずなのに、今月『ソフトバンクM』から5,000円も引かれてるの。まだ解約できてないんじゃない?」
な、なんだって…!? 俺の目は節穴か? 確か先月、ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えさせて、月額990円(親子割適用)の黄金プランを組んだはず。それが5,000円?
「これは二重請求だに!あの店員、解約処理をミスったな? 俺がガツンと言ってくるから、母さんは車に乗るだに!」
俺の脳内では、すでに店員を論破するシミュレーションが完了していた。 「35年ローンの俺にとって、5,000円は大金なんだよ!」 そう息巻きながら、俺たちはショップへ向かった。
ショップでの尋問、そして「処刑」
ショップに着くなり、俺は整理券を握りしめてカウンターへ突撃した。
「すみません、これ見てください。先月乗り換えたのに、まだソフトバンク名義で高額な引き落としが来てるんですけど? 二重請求ですよね?」
店員さんは、俺の剣幕にも動じず、冷静に端末を叩き始めた。そして、慈愛に満ちた目でこう言った。
ショップ店員「お客様…こちらは二重請求ではございません。**『口座振替で請求額が3,000円未満の場合、翌月に2ヶ月分まとめて引き落としになる』**という仕様でございます」
……はい?
「先月の引き落とし、『0円』になっていませんでしたか? お客様の場合、割引が効いて月額が安くなりすぎたため、先月分が今月に合算されているのです。あと、通帳の『ソフトバンクM』はワイモバイルの方でも同じ印字になります」
「……あ」
走馬灯のように蘇る記憶。 先月、母と二人で通帳を見て**「すごい!今月は引き落としがない!タダだに!」**と大喜びしていたあの光景。
あれは、「タダ」じゃなくて「保留」だったのか。
「あらやだ、だにおちゃん。結局安かったってこと? おねえさんありがとうねぇ」
母の無邪気な笑顔が、俺の心臓をえぐる。 俺は「営業所長」の顔から、ただの「知ったかぶりの中年」へと成り下がった。顔から火が出るどころか、全身が発火しそうだった。
安さの裏にある「管理コスト」という罠
店を出た後の車内は、地獄のような静けさだった(俺だけ)。
(くそっ…仕様を知らなかった俺が悪いのか? いや、でも毎月定額で落ちてくれないと、母さんがまた「二重請求だ!」ってパニックになるだに…)
そう、ここが盲点だった。 ワイモバイルは確かに安い。しかし、口座振替派の高齢者にとって**「引き落としがあったりなかったりする」**というのは、強烈なストレスと混乱を招くのだ。
俺は決意した。自分の赤っ恥を隠すため…いや、母の平穏な老後のために。 **「請求ルールがシンプルで、毎月きっちり落ちる」**ところへ移るべきだと。
結論:母にはUQモバイルが正解だった
KDDI系のUQモバイルなら、こうした「少額合算請求」の罠で親が混乱するリスクは低い(※要確認だが、少なくとも請求サイクルは明快だ)。 それに、60歳以上通話割の条件もいい。
「母さん、今のままだとまた通帳見てビックリするから、来月UQモバイルに変えてあげるだに。KDDIなら安心だに!」
「だにおちゃんがそう言うなら、任せるわぁ(ニコニコ)」
母の信頼を取り戻すための、俺の戦い(MNP)はまだ終わらない。 35年ローン返済完了まで、あと415回。



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